今日は、私にとって少し特別な日でした。部屋に置いている観葉植物のオリーブの木を初めて剪定したのです。これまで観葉植物のお世話は水やりや葉のほこりを拭く程度でしたが、今回はさらに一歩踏み込んで、自分で剪定に挑戦してみました。
実際に剪定をするのは初めてだったので、何から始めればいいのか全くわかりませんでした。そこで、頼りになったのがYouTubeの動画です。専門家が教えてくれる剪定の基本から、オリーブの木に適した方法まで丁寧に解説してくれる動画を見ながら、恐る恐るハサミを入れていきました。最初は少し緊張しましたが、枝を切るたびに木がすっきりと整っていくのを見て、次第に楽しくなってきました。
このオリーブの木との思い出には、特別なエピソードがあります。去年の猛暑の中で、一度完全に枯れてしまったのです。葉がすべて落ち、枝も茶色くなり、もうダメかもしれないと思う瞬間が何度もありました。しかし、諦めずに水を与え続けていました。すると、1か月ほど経った頃、小さな芽が現れたのです。その瞬間の感動は、今でも忘れられません。それまでの沈黙が嘘のように、オリーブの木は途端にぐんぐんと成長し始め、再び部屋に緑を取り戻してくれました。
オリーブの木を剪定しているとき、ふと「木って本当に癒しを与えてくれる存在だな」と感じました。普段から水をあげたり、木の成長を見守ったりすることで心が穏やかになるのを感じていますが、剪定という作業を通じて木と向き合う時間がさらに深まりました。木の枝を整えながら、自然と心が落ち着いていくのがわかり、植物と過ごす時間の大切さを再認識しました。
観葉植物があるだけで、部屋全体の雰囲気が良くなるような気がします。植物が放つ自然のエネルギーが、部屋の空気を新鮮にしてくれるのでしょうか。何より、生き物がそばにいることで、部屋に活気が生まれ、暮らしの質が向上するように思います。植物は言葉を話さないけれど、私たちに多くのものを与えてくれる存在です。
これからもオリーブの木を大切に育てながら、心地よい空間作りを続けていきたいと思います。剪定したばかりの木を見ていると、植物と一緒に過ごす毎日がますます楽しみになりました。