私がまだ読書に慣れていなかったころ、本を読むことなんで好きではなかったころに、なんだか読み進められたのが、村上春樹翻訳ライブラリーからでていた「グレート・ギャツビー」だった。
今日この映画「華麗なるギャッツビー」をAmazonプライムでみました。良かったです。
人間の心が描かれているし、純粋に生きるには生きずらい世の中なんだということも痛感します。
舞台は1920年代のアメリカ。享楽的で退廃的な文化が花開き、“狂乱の時代”とも呼ばれる1920年代のニューヨーク。そんな時代を背景に、莫大な富を築いたミステリアスな男・ギャツビーの悲劇的な人生を描いたフィッツジェラルドの名著を映画化した。
パーティーや豪華な生活がたくさん描かれていて、「プラダ」「ミュウミュウ」が衣装を、「ティファニー」がジュエリーを手掛けたことでも話題の本作は、豪華絢爛な当時の世界観をたっぷり堪能できる作品に仕上がっており、まるで別世界に飛び込んだような気分にさせてくれます。
でも、この映画ってただの華やかな物語じゃないんですよ。実は、ビジネスにも使えるヒントがたくさん詰まっているんです。今回は、ギャッツビーというキャラクターから学んだことを、ビジネスの観点でお話ししていきますね。
夢を持つことが原動力になる
ギャッツビーは、夢見る力をもつ男なんです。最貧困生活をしていた子供の頃から「もっと良い生活がしたい」「成功したい」という強い願いを持っていて、大富豪を助けたことをきっかけに華やかな生活への道を進みはじめるのです。彼の心には、いつも大きな目標があって、それが彼を突き動かしているんです。
これって、ビジネスでも同じ。目標を持つことで、どんな困難でも乗り越えられるパワーが湧いてきます。ギャッツビーがあそこまで成功したのは、彼の強い夢があったからこそ。そこに加えて、心から愛せる人がいた。近くにはいなかったけど、純粋に好きな女性のことを考え、イメージを現実化してきた。その純粋パワーに感動します。自分のビジョンをしっかり持って、それに向かって努力を続けることが大切だなと。
挫折に負けない強さとリーダーシップ
愛するデイジーに再会するために、いろんな壁を乗り越えなければなりません。彼は過去を捨てて、新しい自分を作り上げ、華やかな社交界で成功しますが、その心の中には常に孤独や苦しみがありました。でも、彼は決して諦めず、最後まで戦い続けたんです。強いリーダーシップと不屈の精神が必要です。どんなに厳しい状況でも、目標を見失わずに進み続けることで、きっと成功にたどり着けるはずです。
人との繋がりと信頼の大切さ
ギャッツビーの物語は、彼の夢が最後には叶わなかったという悲しい結末を迎えます。その背景には、人間関係や信頼の問題が大きく関わっています。ギャッツビーは成功のために多くの人と関わりますが、彼を本当に理解し、支えてくれる友人は少なかったんです。そして、最後には彼の最も信頼していた人たちも離れてしまいます。
ビジネスでも、人間関係や信頼はとても重要です。私たちも、いろんな人と関わりながら仕事を進めますが、その中で真に信頼できるパートナーやチームを築けるかどうかが、成功のカギになります。表面的な付き合いだけではなく、深い信頼関係を築くことが、長期的な成功につながるんです。
理想と現実のギャップを埋めること
ギャッツビーは理想を追い求める男でした。でも、その理想と現実のギャップが彼の悲劇を招いたとも言えます。彼は過去に囚われすぎて、現実を直視することができなかった。その結果、すべての努力が無駄になってしまいました。
ビジネスでも、理想と現実のバランスを取ることが大切です。どれだけ素晴らしいビジョンを持っていても、現実的に行動しないと実現できません。夢を追い続けることは素晴らしいですが、同時にその夢を現実にするための戦略も考える必要があります。ギャッツビーの失敗から、私たちは夢を叶えるために具体的なプランを立てることの重要性を学べます。
まとめ
「華麗なるギャッツビー」は、ただのロマンス映画ではない。ビジネスの世界でも役立つ教訓が詰まっています。ギャッツビーの持つ夢や不屈の精神、人間関係の大切さ、そして現実とのバランスを取ること。これらすべてが、ビジネスで成功するためのヒントになる。映画を観た後、私も自分のビジネスに対する姿勢を見直しました。成功への道のりは決して簡単ではないですが、ギャッツビーのように強いビジョンと不屈の精神を持っていれば、きっとどんな困難も乗り越えられるはずです。
スコット・フィッツジェラルドの名言
たったひとつの敗北を、決定的な敗北と勘違いしてはいけない。
天才とは、心の中にあるものを実行する能力である。
友情は相手が死んでからではなく、生きているうちに示すものだ。
誰かのことを批判したくなったときには、世間のすべての人がおまえのように恵まれているわけではないということをちょっと思いだしてみるのだ。
何かを言いたいから書くのではない。
何か言うべきことがあるから書くのだ。
精神力とは、物事をやり抜く力だけでなく、物事を一からやり直す能力にも示されるものだ。
すべての良い文章は、水中で泳ぎながら、あなたの息を止めさせる。
意志には代用品がない。
自分のなかに意志をまったく感じられないときは、嘘でもいいから意志をつくることだ。